火星人 VS 京都旅行その 2
2 日目と 3 日目に回ったところから、一部の写真をまとめました。回った場所は以下の通り。
- 鞍馬寺 左京区鞍馬本町
- 貴船神社 左京区鞍馬貴船町
- 雀塚 左京区静市市原町
- 北野天満宮 上京区馬喰町
- 千本えんま堂 上京区千本通寺之内上る閻魔前町
- 上品蓮台寺 北区千本通北大路下ル十二坊町
- 龍源院 北区紫野大徳寺町
- 蚕ノ社 嵐電 - 京福嵐山
- 化野念仏寺 右京区嵯峨鳥居本化野町
本当は一日で回るつもりだったのですが、龍源院と化野念仏寺は拝観時間切れでアウト。結局 3 日目、新幹線に乗る前に回ることに。当初は京都一泊の予定だったのだから恐ろしいですな。予定を立てる段階でどう考えても無理なことに気づいたわけですが、それでもまだ見積りが甘かったとは。
鞍馬山光明院にある魔王大僧正。もともと魔王尊は六百五十万年前、金星から人類救済のためにやってきた使者だそうですが……なんかそういう設定を使ったラノベとかありそうだなぁ。
鞍馬寺からは石段を登って奥の院である魔王殿へ。途中には義経縁の場所などもありますな。石段を随分と登ることになるのですが、ここでついに靴底が抜けました orz
奥の院を過ぎるとガチな山道に突入。鞍馬寺から通算で 40 分くらいで貴船神社に出ます。ちょうど到着した時に石段でどこかのモデルさんが写真撮影してました。その胸元と背中の開いたワンピースからもろに見えてる黒いブラジャーが気になって気になって。見せる下着っていうコンセプトは理解できるのですが、下着のデザインが見せるという前提に追いついてないような気がするんだよね。もうちょっと水着っぽいというか、露出して不自然じゃないようなデザインにできないものかー?
絵馬発祥の地、貴船神社は水神である高龗神を奉った神社です。奥の宮の床下には霊泉があり、誰も見てはならないという禁忌があるとか。そんな水と縁結びの神社ですが参道の入り口にある白髭社には天孫降臨に登場する猿田彦が奉られていたりします。また鉄輪井でも言及しましたが、丑の刻参りのように貴船神社は呪詛を受け止める神でもあったのです。
雀塚。東北へ左遷されて死んだ藤原実方が、雀へと化身して都に戻ってくるという入内雀の伝説の塚です。入内雀は石燕の画図百鬼夜行に描かれている妖怪でもあり、怪 Vol.17 では多田克己が「絵解き 画図百鬼夜行の妖怪」内で詳しく言及されているのでぜひ一読されたし。
北野天満宮参道の側にある、東向観音寺内の土蜘蛛灯篭。一条七本松にあった塚を壊したところ、中から発見されたのがこの灯篭だそうです。その塚が土蜘蛛の住処であったという伝説が残されています。
千本通りにある千本ゑんま堂。ここの見どころは閻魔様だけでなく、天井に描かれた極楽絵図。お堂の方にお願いして写真を撮らせてもらいました。
カメラを持って*1スポットを回っていると取材と勘違いされることが多く、営利目的の撮影お断りと言われてしまうことも多々。うーん、プロのカメラマンぽく見えるのか?
上品蓮台寺内、頼光朝臣塚。これもまた土蜘蛛ゆかりの塚です。
蓮台野は六道珍皇寺の鳥辺野や化野念仏寺の化野と同じく京都七野のひとつ、野辺送りの地。千本通りという名も、無数に乱立する卒塔婆の群れから名づけられたという話がありますね。
有名な蚕ノ社、三本足の鳥居。この意匠の由来については諸説ありますが、秦氏が関係しているとか。そういえば京極さんの小説にも出てきましたな。
大徳寺龍源院、白蔵主の屏風。これは竹原春泉絵本百物語に出てきた狐の妖怪です。この屏風はさる不思議な縁によって、大阪の方が龍源院に納めることになったのだとか。
化野念仏寺、西院の河原。どこかの女子校が団体で来ていたのですが、三十三間堂や平安神宮ならともかく化野念仏寺を団体コースに入れるとは、渋い計画を立てる職員がいたのでしょうか。まさか団体で水子供養? 最近の若いもんはけしからんな!
そうだ、京都行ってきた。
JR 東海の CM だったかポスターだったかに使われているのが、化野念仏寺の竹林だったりします。
俺の時はこだまで名古屋乗り換えでqあwせdrftgyふじこlp
*1:特にあまりメジャーではない